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大阪のカウンセリング・スキルトレーニングルーム 登録商標山手心理相談室のブログです。心理療法などの情報を中心に、メンタルヘルスにお悩みの方に明るい話題を提供させていただきたいと思っています。
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2014/01/01 (Wed)
もう26年前になりますが、20世紀には「暗黒大陸」と呼ばれた大陸

がありました。

言わずと知れたアフリカのことです。南アフリカのネルソン・マンデラ

元大統領はその暗闇から黒人を解放しようとしたのですが、27年

もの間投獄されたにもかかわらず、白人に対して復讐を行いません

でした。「連鎖を防ぐ」ということでしょうができる方はたいへん

少ないと思います。



今、人のこころが荒んでいると言われます。というのも、以前は脳という

 より「こころ」(=精神面)を充実させることが大切だとされてきました。

ところが、今は「今でしょ」に代表される「実利主義」があまりに幅を利

かせすぎていると思いませんか?

また現在では、病気の領域も「精神科」と「神経内科」に分離されている

状態です。

この状態で何が困るのかというと、たとえば、症状の原因がどちらに

あるのかを判断できにくいかということです。

例を挙げれば、ナルコレプシーという病気があります。作家の阿佐田哲也

氏が罹患していたことで有名になりました。

ナルコレプシーの特徴は、日中耐え難い眠気が長期間、毎日起こること

や、笑ったり、びっくりした時などに「体の力が急に抜ける」という状態が

発生する現象です。どちらの症状も会社や学校で起こると周りの人からなま

けていると誤解されてしまうこともたいへん多いです。

この症状は、本来神経内科の領域に入ると思うのですが、ある精神科では

問診だけで投薬するといった事例も出ています。


精神科とカウンセリングの垣根問題もあります。服薬だけで改善できる場合も

あるのですが、患者さんの「気質」に問題がある場合は、カウンセリングも

併用しなければ改善は難しくなります。

こころの問題は脳の症状でもあります。その暗黒大陸が解放される日がくる

事を信じて、今年も改善トレーニングににまい進したいと思います。


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