夫婦カウンセリングとサイコパス

コロナウイルス感染症第二波がやってきていますが、いかがお過ごしでしょうか。

コロナウイルスが「良かった」と思う方はいないでしょうが、夫婦問題に決着が
付いたという点では、結果オーライという方も多いのでは。


夫婦カウンセリングに対応しているカウンセリングルームは、あまり。多くあり
ません。中には「夫婦円満調停に行ってください」と言われた方もいて、看板に
「夫婦カウンセリング」と書いてあるからには、それなりの対応ができると、
クライエントさんに思われますよ。（どことは申しませんが）

　　　　　　　　　　　



当相談室のホームページをご覧いただいた方は、

「できるだけ個別にお越しください」

と記載していることにお気づきかと思います。なぜかというと、お二人が同時に
お越しいただいた場合、二人とも満足いただけることが少ないという点が挙げら
れます。

というのも、「夫婦とても仲良しですからカウンセリングしてください」という
ご相談がありえないので、ご来室いただく場合は、何らかの利害対立が発生して
いることになります。

他のカウンセリングルームに行かれて、どうしても解決しない対立原因の１つに、
「サイコパス」があります。サイコパスは巷間いろいろな症状が挙げられていま
すが、典型的なものは「思いやりがない」でしょう。


この「思いやりがない」はほぼイコールで「自分が悪くない」に該当します。


お二人でご来室されると、サイコパスさんに「あなたも少し気を付けないと」な
どと言えれば良いのですが、言った瞬間にカウンセリングが成立しなくなります
ので、ほとんど表面的な会話しか行えないのです。

（サイコパスは、会社経営、高学歴、専門職などに多い症状です）

特に、「ずっと二人で受けたい」という場合は、それとなくパートナーさんに
お伝えすることも困難になります。


夫婦関係は、離婚・別居しなければ５０年前後続きます。

その大切な時間を、ほんの少し「別々」に過ごしていただければありがたいです。





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