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大阪のカウンセリング・スキルトレーニングルーム 登録商標山手心理相談室のブログです。心理療法などの情報を中心に、メンタルヘルスにお悩みの方に明るい話題を提供させていただきたいと思っています。
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2010/03/08 (Mon)

うつや、そこから派生する様々な症状にお悩みの方は多いですが、

一般的には抗うつ薬とカウンセリング(認知療法など)を組み合わせて

改善を図るのが良いとされています。

(カウンセリングは不要という意見も根強いですが)

しかし、症状が悪化したり、一進一退を繰り返したりする場合は、

本当に気分だけでなく、経済的にも破綻することもあります。


あまり知られていないのですが、うつ病の治療には、もうひとつ手段があります。

それが「通電治療」です。

一般的には「電気けいれん療法」といわれているものです。


電気けいれん療法には大きく分けて、以前からあるECT(四肢や体幹の筋に

けいれんを実際に起こすもの)と、mECT(修正型ECT・筋弛緩剤を用いて

けいれんを起こさせないもの)に分類されます。この治療法が広まっていない

理由としては、mECTについては、精神科単科の病院では、麻酔科医の確保が

不可能に近いので、現在のところ実施が困難であるということです。また、

一般的なイメージでは「脳に電気を通す」ことへの恐怖感でしょうか。

一部の大学病院など、麻酔科医がいて緊急時の対処が可能な場合には行われ

ることがあります。

(実施している施設などについては各種情報で検索してください)


効果はまだ確定的ではないようですが、いったんリセットできる場合も

あり、その間にカウンセリング等でストレス耐性を強化するということも可能

ではないでしょうか。どちらにせよ、効果とリスクを十分に検討することが

大切だと思います。



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