夫婦カウンセリング３通り

大阪上本町駅や梅田駅地下には、祭太鼓というかつ丼屋さんがあるのですが、 かつ丼の食べ方には３種類あって、①まぜ（カツと御飯が一緒）②別れ（カツと御飯 を別々に食べる）③のっけ（少しずつカツをのせて食べる）ということだそうです。 

　　　　


夫婦カウンセリングをお受けいただく方の７～８０％は①（夫婦同席）を希望されま す。これがなぜかというと、第三者（カウンセラー）の前で＜どちらの言い分が正し いか＞を判定してもらおうとするためです。


ところがですね、ご自身に置き換えると分かりやすいと思いますが、妻や夫のいる前 で、相手の悪口が言えるものでしょうか。実際に言えるのは、かなり離婚に近い状況 にあるケースが大半です。もっとも、お互いの言い分をお伺いするにはベストなパタ ーンでもあります。離婚に近い・あるいはどちらに非があるのか夫婦間で共有されて いる場合には、こちらもはっきりと意見を交換できますので。 多くのカウンセリングルームではこの手法が使われています。

山手心理相談室では、②（ご夫婦別々のご来室）あるいは③（別々または妻だけが ご来室後再度ご夫婦でご来室）をお薦めしています。

というのは、たとえば夫が 「妻は毎日のように怒鳴り散らす」と訴えた場合、その原因がA妻がアンガーコント ロールできない・だけでなく、B夫が不倫や浪費を繰り返すCご夫婦のどちらかに発 達障害などがあるためにコミュニケーションがうまく取れないD夫が自分の行為を隠 ぺいしてカウンセラーに伝えるなどなどさまざまに分かれるためです。 ご一緒でのご来室の場合は、お互いに相手に遠慮あるいは自己保身のために言えない ポイントも多くあり、適切な対応ができにくいです。

【真実はいつも１つ】（江戸川コナン） ではありません。お互いから見た真実を、徐々に出し合って再構築への道を歩むこ とが夫婦カウンセリングの第一歩です。

何度もお伝えしていますが、サイコパスと境界性パーソナリティ障害の方の場合は、 「自分から見た真実」を相手が認めないと納得しませんので、対象外とさせていただ いています。 他のカウンセリングルームでうまくいかなかった方も、ぜひ一度お越しください。



★山手心理相談室では、コミュニケーションが苦手な方が「セルフトレーニング」ができ るよう、教材を発売しました。 「あなただけのコミュニケーション改善」というタイトルです。

他のコミュ本との大きな違いは、 「わかりやすい記述になっている」 「コミュ障の原因を考えることができる」 という点が最大のものでしょう。 あなたが、あなたの力で、あなただけのコミュニケーションを創る。 本篇が、そのお手伝いをさせていただきます。

ご購入・ご確認はこちらからどうぞ。

 

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カウンセリングが怖くなる

５月も後半になりました。

今年は頑張ろうと、年初に予定を立てても今やすっかり息切れ…という方も
多いのではないでしょうか。

　　　　　　　　　　

初めて（他所も含めて）カウンセリングをお受けの場合、山手心理相談室で
は、「単純なカウンセリングをご希望の方以外」には

　　　今お悩みの原因がどこにあるのか

をお話しさせていただいています。アダルトチルドレンという簡単なケースは
少なく、コミュ障など複合的な要因があるためです。その点を改善していきま
せんか・という意味です。

ところが、「症状の説明」を行った場合に「キツいことを言われた」という方
が一定数いらっしゃいます。不安の強い方に多く見られるのですが、自分が悩
んでいることを馬鹿にされたように感じることが知られています。

このようなケースでは、基本的に医療機関での服薬あるいはスピリチュアルで
「神様が守ってくれていますよ」「３年後には幸せになりますよ」という言葉
に頼ることをお勧めします。カウンセリングは、言葉の交換による信頼関係を
構築する作業ですが、言葉をうまく”聞けない”場合は、当然うまく自分のことを
話すことが難しくなり、カウンセリングそのものが不安の対象になってしまう
のです。


不安の強い方は、一度ご考慮いただけると嬉しいです。






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スキルトレーニングに必要な時間と費用

早いもので、５月も中旬になりました。

　　　　　　　　

今年からコミュニケーショントレーニングを続けていただく方も増加していますが、
ネックになりものの中に「時間」と「費用」があります。山手心理相談室はカウン
セリングルームとしてはかなり安いと思いますが、その理由の一つに

【スキルトレーニングには時間を要する】

という点が挙げられます。通常のカウンセリングにお越しいただく場合は２～３回
で終了することもありますが、トレーニングの場合には最低でも１年、長い方の場
合は数年という単位になります。また、SSTが必要な方の場合は、心の課題も重複
しているため、SST料金とカウンセリング料金を区分できにくいのです。

ということで、能力向上には時間と費用が必要です。この点をご理解いただける方
はぜひ一緒に頑張りましょう。





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春夏秋冬

毎年GW・お盆・お正月に感じることですが、カウンセリングルームはやはり
サービス業だなと思います。

　　　　　　　　　　　　



山手心理相談室は、GW中も今日以外の日は営業していますが、コロナ期間に
比べてやはりお客様は増加傾向にあります。

５日・６日はお一方ずつお受けできますので、ご希望の方はご連絡ください。




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傾聴ってカンタンに言えばどういうこと？

あまり笑えないお話です。

ある病気で病院に通い、すごく良い先生と評判の方が、

「それで、いつまで通院すれば良いのでしょうか」

に対して、スルーされたそうです。でも、スルーするならまだ良い方で、怒りだし
たり、

「私が言えることは、”しばらく”しかありません」

と開き直る方がとても多いように感じます。治療の腕前は上でも、説明が下手な場
合は結局不信につながりますね。


　　　　　　　　　　


最近では、「大学病院だから安心」という”神話”などは存在しないのは明らかなの
ですが、特に大学病院は「研修機関」としての役割も大きいですから、若手医師に
経験を積ませるのも仕方がないというように、達観して通うべきなのでしょうね。

大学教授だから「手術もうまい」ことがありえないのと同様、カウンセラーだから
聴き上手というのも「神話」にすぎません。

たとえば、「おはようございます」というあいさつに対してどう応えるか。

多くの場合、話下手か方は「良い天気ですね」と返してしまいます。カウンセラー
の多数派もそう返すのですが、相手に対してうまく話せないために「傾聴」と称し
ている方もたくさんいますよ。

そうなると、当相談室にお越しの皆さんのようにうまく話せない場合は、話をひね
りだすだけで疲れてしまいます。

本来、話し上手でなければ、いかきうまく聞き取ったとしても、相手に分かるよう
に返すことができないはずですね。




「自分のためにお聴きする」ではなく、「クライエントさんのためにお聴きする」
姿勢を、これからも貫きたいと思います。



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