拝啓 大阪府知事様 ～依存症と家族～

最初にお断りしておきますが、このブログや本文は「カウンセリング」「発達障害」
「依存症」などに関するものです。政治好きの方がお読みいただいても、きっと面白
くないと思いますので、戦略的スルーをお願いいたします。


　　　　　　　　　　　　

最近問題になっているのが「パチンコ」ですが、これは一般的には「依存症」の原因
となるものです。

で、依存症がどのようなものかというと、最前線で対応しているものの意見としては、
「家族の協力なしでは改善が難しい症状」であり、何かに対して興味を持つ（好意を
抱く）とその対象物にかかりきりになってしまい、本来なすべきことができなくなっ
てしまうという特徴があります。

対象としては、アルコール・薬物・ニコチンなどの物質やパチンコやスマホ・ゲーム
など行為、また恋愛やマザコンなどの人的なものがあります。あまり周知徹底されて
いないようですが、「カジノ」などはその最たるものです。

（カジノをなぜ推進するのかはよく分かりません。依存症になるのは他と同じのはず）


たとえば、今回のように「パチンコ店は休業」というと、パチンコ店からの声として
「休んだら倒産するやんか」というものがニュースになりますが、お客さんが、「俺
らヒマやし、やってるとこあったら探しても行くで！」という部分はあまり問題視さ
れていません。

そう、依存症の方は、「探しても行く」のです。依存症は立派な病気で、「やめとけ」
といわれても、自分の意思でやめることはとても困難です。仮に全国一律で休業する
と、依存先を失った方々は家でイライラしたり、ちょっとしたことで家族に当たっ
たりします。この症状が出てしまうと、DVや暴言などの引き金になり、上記に挙げた
「家族の協力」など吹き飛んでしまいかねません。

一般的に言われる「コロナ離婚」にはこのようなケースも多く含まれるでしょう。


パチンコなどのギャンブルを「取り締まる」ことが悪いのではありませんが、その結
果家庭が崩壊したのでは、本末転倒だと思います。


人の「こころ」や「気持ち」は、論理的に正しいからといって素直に従うものではあ
りません。家計補助や規制などの実務面に加えて、人の「こころ」を守るための施策
も、ぜひもう少しランクアップをお願いしたいです。



 
 
 
 
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